想い=重い

病気になった母との日々を中心に、心の中のモヤモヤを吐き出します。

病気になった母 ②発症

だいぶ日が開いてしまいましたが、前回の続きを書けるだけ書き留めようと思います。

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母の様子がおかしくなってきた6月頃、今思えば思い当たることが沢山ありました。
母と車に乗ると、私の運転にそれはそれは多くの文句を言ってくるようになりました。当時、私は今よりは運転に慣れてはいませんでしたが、あそこまで言われるほどのことではなかったと思います。具体的に言うと、カーブを曲がったらハンドルは回さずに自然に戻るのに任せる、ハンドルは回すな!信号で止まるときはこれくらいからブレーキを踏み始めろ!前の車にはこれくらい近づけ!などなど…とにかく異常に過剰だったのです。そしてヒステリーに騒ぎながら私を怒鳴りました。私の知っている母とは別人の様でした。それまでは絶対に気にしていなかったはずのことに過剰に反応するようになり、そしてそれは自分ではなく、周りの人間たちが自分を邪魔してくるという考えに至っていました。
6月21日、母は知り合いに頼まれた演奏に参加しました。その演奏のための準備こそが母を苦しめた大きな要因の一つだと思っています。詳しく書くことは控えますが、その演奏は母が中心人物ではないのにも関わらず、母がほぼ全ての負担を抱え込まざるを得ないようなことになっていました。私も手伝いましたが、チラシを作るにしても、演奏の合わせをするにしても、母は常にストレスを抱えていました。当日も母は一見普通に見えましたが、明らかにおかしくなりかけていました。自分が居ないときに携帯を見られたかもしれない→見たに違いない→あの人たちは自分を監視している!このような思考が働くようになりました。この演奏に関わりさえしなければ…と当時は後悔していましたが、関わっていなくとも母は病気になっていたのかもしれないし、今はどうにも分かりません。
とにかく、この頃から周りの人々は自分を監視するためにそこにいるのだと思い込んでいました。

そして、母の頭がおかしくなったと確信するようになった出来事が起こりました。